【H17・8・21ブログ分まとめ2】



【冷-レイ-】
どんなに肌を 重ね合っても どんなに愛を 語られても 冷えた心じゃ 何も感じられないの 私を愛してくれていない事 知ってるもの 相反する心と身体は 別れてしまったの 貴方には 繋ぐ事は出来ないでしょう? 私をモノだとしか 思っていないのだから もしも私を ほんの少しでも愛してくれているのなら 私を 解放して下さい 私の心を これ以上殺さないで
【扉】
綺麗なモノが好き 可愛いモノが好き 自分には 無いモノだから 闇の中へととけて 誰にも気付かれずに 生きていようと思った だって私は 咎人だから 幸せになる事など 望んではいけなかったのに どうして貴方に 出会ってしまったの? 眠っていた感情を 戻したりしてしまったの? 答えはきっと 何処にもないのだろうけれど
【箱】
開けてはいけない 箱がある 触れてはいけない 箱がある あの子がずっと 大事そうに抱えている 小さな箱 中身は知らない でも 開けてはいけない あの子はずっと 眠ったまま 小さく小さく丸まって 待っている 誰かが箱を 開ける時を
【器(うつわ)の中】
私は イメージで形成されている 物事をイメージだけで捉え 器(うつわ)には囚われない 大切なのは中身で 見てくれなんかじゃないから でもね あんまり覗いちゃいけないの 中まで入ってしまったら 抜け出せなくなってしまうから 危険領域には 入らない 自分の中にも 深入りしちゃいけないの もしも それに触れてしまったら 私はもう 私ではなくなるでしょう
【神】
ごめんね 神様はもういないの 私があの日 殺してしまったから 貴方達が讃え 畏れた神は 今は伝説の中 本当の事は 知らない方が良いと思う?
【誰よりも愛しい貴方へ】
私は貴方を 傷つけてしまうかも知れない それが恐いだけなの 守られるのは 嬉しいよ? 守られていれば 楽になれるかも知れない でもね 私のせいで貴方を 苦しめたくはないの 重荷にだけは なりたくないの 愛されている事は すごく良くわかってるよ 私も 貴方が愛しい だから こんなに苦しいの 自分で出来る事は 自分でするから 貴方はただ 私を愛してくれればいい その愛だけが 私の幸せだから
【その影】
死の影は 私に追いつこうと 必死で 追いかけてくる 私は 捕まってしまわないように 必死で 逃げ続ける 振り向いてはいけない 立ち止まってはいけない 大切な貴方を 失わない為に
【記憶】
自分の死に顔を 見た事がありますか? 耐え切れない程の恐怖を 感じた事がありますか? あの日の自分の姿を 私は忘れないでしょう 忘れようとしても 忘れられない 時折蘇るその記憶は 私を苦しめるけれど それでも私は 生き続けるの 死を選ぶ事すら 許されはしないのだから
【生き続けるという事】
覚えてる? 私が貴方に言った事 あれは 冗談なんかじゃないからね もしも私が アレに捕まってしまった時は 貴方の記憶を 消しに行きます 貴方が 悲観してしまわないように 貴方がその先 生きて行けるように 捕まる気は ないけどね
【愛しくて苦しくて】
いつでも心は 貴方を求めて 一日中一緒にいられたら 幸せかなぁ? 目を開けて 貴方がいたなら こんなに不安には ならないの
【欠片】
もう過去の事だから と 完全に割り切ってしまえたなら どんなに楽か… そう思っても それは簡単な事ではなくて 記憶の欠片が 見え隠れする中で 私は嘆き 悲しみ それでもココにいたいと もがくのです それが過去だけではないと 知っているから
【泣かないで】
貴方を悲しませたいなんて 思ってないの それでも私の中には 貴方を悲しませてしまうだろう要素が いっぱい 詰まってて… ごめんね… 私には この愛しかあげられないよ こんなに幸せなのに どうして悲しいの?
【手紙】
お父様 お母様 ずっとそこから 見ているのでしょう? あの日私を 止めた事 覚えていますか? 今でもそれが 正しい事だと思っておられるのでしょうか? 今でもまだ 私がこの場所にいる事を  小さな抵抗だと 思っておられるのでしょうか? 私は今 ようやく幸せを感じているのです そこにいれば 心揺らす事もなく ただ平穏に 安息の中生きてゆく事は出来るのでしょう でもそれは 幸せと呼べるモノではないのです 私が求める幸せは そこにはなかったのだから 全てを知っていても 私はこの場所に在りたかったのです 我儘な私を お許し下さい 馬鹿な娘だと 笑われてもいい 私はこの場所に 留まります
【鏡】
鏡を見つめる  そこに在るのは 現在(いま)の自分の姿 やっぱり 少し恐い 17を過ぎてから 鏡など 殆ど見てはいなかったから 予想していなかった範囲の 自分を見つめる 私はまだ 生きている? 私はまだ 此処にいる? 鏡に映る自分の姿に 少しほっとする もしも映っていなかったら? そう思うと 恐かったから 大丈夫 大丈夫 私はちゃんと 此処に在る
【存在理由】
それは 本とはとても簡単で とても単純な事 でも 知ってしまったら 誰もが生きる事を 止めてしまうかも知れない だから私は 誰にも言わない 誰にも言えない